◆2023年2月10日 第2488回例会
2月4日から3泊4日の旅程で、森田邦治会長、橋本丈次国際奉仕委員長など会員7名がフィリピンを訪問、この日の例会で現地での様子が報告されました。小学校での朝食サービス、奨学生との交流、さらにはセブ島への街灯設置など実りの多い旅となりました。
レナート・ロペス小学校では、小学生とともに朝食を楽しみ、体当たりでゲームやダンスをすることで言語を越えた絆を体感し、忘れかけていた昭和の心を取り戻すことができました。著しい経済成長を遂げるフィリピンですが、格差社会は依然として解消されず、貧困家庭はその日の食事にも困る生活を強いられています。毎日朝食を摂れない子どもたちも多数存在するため、現地のマカティ・オリンピアRCとの共同事業として、この朝食サービスを毎年開催しています。
また、希望に満ちた将来を夢見て勉学に励むパテロス高校の学生に対しては、その一助となることを目的に奨学金支給事業を継続的に行っており、当クラブの通算寄付金額はおかげさまで5000万円を超えました。今回は自分たちの勉学の進捗状況と将来の夢を語ってもらう手紙を高校生に朗読していただき、生の声を聞くことで我々も大きな感動と共感を得ました。
さらに今回、マカティ・オリンピアRCを通じてセブRCよりセブ島への「心の灯火」(街灯設置プロジェクト)の依頼を受け、3者で協働しながら推進していくことになりました。ちなみに以前設置したエリアでは治安が劇的に向上し、半年間で50件の交通事故、30件の窃盗、2件の婦女暴行がすべてゼロになるという成果を上げた実績があります。
国際奉仕活動は単に金銭的な寄付にとどまることなく、直接向き合うことで互いを認め合い、高め合うことが重要であることを、この訪問を通じて改めて痛感した次第です。RIの「世界で良いことをしよう!」との標語のもと、言語と文化を越えた素晴らしい感動をRCならではの国際奉仕を通じて体感できました。
Maraming salamat!